キングスフィールド 第二夜

気を取り直した私はスタート地点のがけ崩れに気をつけながら探索を続ける。

HPを無料で回復するところとセーブポイントが見つからない!その後ダンゴムシに噛み付かれて死亡。こりゃだめかもわからんね。

だがゲームばかりやってるわけには行かないんだよ。今日は学校に行ったら演習室から教科書借りてくる。これ今日の約束。で、7月7日までに内容をまとめる。それからテストに向ける。単位落とすと5回が確定するンだ。もう俺にはのこされた時間がないんだ。そう、コミケまで…。

エクソダス、するかい?

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借りてきました。実習室で本を借りるときはファイルに記帳しなければならないのですが、つい昨日の貸し出し者に同じゼミの子の名前があるではないか!?クソ、なんて時代だ。しかも借りる本借りる本俺が借りようとした本ばかりじゃないか。俺はいつの間に『耳をすませば』に迷い込んだんだというのだ。

【今日勉強したところのまとめ】
1:
・養護施設に住む子どもは83.1%が「両親無いし片親あり」
・その大多数が処遇困難児
・実家に戻ることや家族関係の修復が困難になってから施設に預けられる。
・そうなる前の介入がマジ重要。「生活を守る最後の場」ではなく「子どもの行動の保障の場」にしていく

2:児童養護の歴史
・最初期:恐怖の監獄と呼ばれた時代。最低ラインの生活の場の提供が目的であり、子どもの豊かな生活や権利の保障が目的ではない。
・1967:重症心身障害児施設が児童福祉法に盛り込まれる。→義務教育を受ける権利が発生する。
・1979:全ての児童養護施設に①生存権的基本権②教育を受ける権利③就学前保育が保障される。
・1998:児童福祉法改正
・現在は「夕方から朝の生活の保障」という、生活のために生活を保障しているが、「子どもの最善の生活を保障する」ことが望ましい。

3:集団生活の場としての施設
・寄宿舎へのシフト→家庭養護は過保護になる。かといって躾と規律を守らせる母親としての寮母のポジションは封建的
・狭義的な生活を見るのではなく、広い視野で生活上の問題に働きかける
・実習生の常識がない。施設の子どもたちの方が自然に獲得できる機会が多い。だが、職員のホンネの部分で下に見られがち。
・2にもあるが、実に最低ランクの生活だった。1950後半から小舎制にシフトするが、当時の寮母には処遇困難児に対処できるスキルもなかった。
・家庭代替か教育治療か、施設はどうあるべきかという議論があったが、根本的に子どもの生活を見直すという形で落ち着いた。
・生活を「生活において」ではなく、現実としてみる。〜になれ、という結果を求めていくのではなく、〜になっていくという過程が大事…と解釈した。間違ってるのかも。
・個室獲得。→個の尊重。しかし好き勝手するというわけではない。
・自立の尊重。だが自立と独立は違う。ある部分では人に依存しながら生きていかなければいけない。その上での自立。

4:施設養護の体系
・学校における教科書や指導要領がない。
・最低条件が貧しい。最低条件が最高条件になっている。
・具体的な基準や施設の詳細は省略。

1章をまとめただけだが結構なボリュームになってしまった。これが13章まで続くというのがたまらない。エクソダスしてぇなぁ。