こたえ

俺もモモーイのフィギュアになってカバンに吊られていたい!首を吊るのは飽き飽きだ!と観客もボルテージが上がる一方です。だる子は別ですが、エピタフ兄貴の横にいる「俺はアーティストとしてUNDER17が好きなんですよ。だからヲタクじゃありません」といいたそうな彼もアウターを脱いで準備はOK。ふとしたときに彼の一般人の友人にバラしてみたいです。バレバレでしょうけど。それこそ本当にごまかし爆笑ですよ。

「フィギュアになりたい」に続いてアンセブ唯一の男視点の名曲「1+1」です。これには僕らのスゴイやつ・エピタフでないほうの兄貴も轟音ギターに終始大興奮のご様子でした。んで「OS NO/YES」「Angelic Magic」に続きます。

またモモーイが退場し、小池兄貴がギターをチュミーンします。

毒ピアス毒ピアス!ジョセフが油タワーに登っている最中、「くじびきアンバランス」のジャケットの聖衣に身を包んだモモーイが登場です。

「これがラスト」と高らかに宣言し「恋のミルキーウェイ」「ぽぽたん」「Nostalgia」を歌います。「Nostalgia」を歌い終わるといったん照明が落とされ、しんみりとモモーイにスポットライトが当てられます。そして「みんなも歌ってね」と言い、静かに「くじびきアンバランス」のイントロが流れます。一同「どちらにしようかな天の神様の言うとおり…」を斉唱。

くじびきアンバランス」後、ラストのMCです。「くじびきアンバランス」の歌詞に引っ掛けて「昨日も今日もこのライブのことを考えてました」とかいってたのが印象的でした。

この辺でまた兄貴コールが起こり、観客は六甲おろしを熱唱します。当然私も兄貴も熱唱です。「ろーっこーおろしにー」の部分しかわからないインドアヒキコモリ緑茶には口パク比率が多かったのですが。

「みんなありがとー。でもパリーグの曲も歌わなきゃだめじゃないかにゃ?」というももーいの返しにみんな笑ってましたが、例の空気読んでない高校生は南海ホークスの応援歌を歌い始め、彼らはちゃんとした人間関係を構築できるのか少し心配になってきました。まぁ私も他人と関わりたくないヒキコモリなので人の事言えないですけどね。

高校生はなかったことにして、新曲「もっと夢みよう」でキメ!

モモーイも退場しなんともいえない気持ちに襲われます。これで終わりか。生「いちごGo!Go!」とか聞きたかったんだけどな…とか思ってるとアンコールです。

「はるこがもう一度みたーい(みたい!)」

届け!愛の魔法!萌え萌えメディカルシャワー!!

高校生はなんかまた空気読んでないこと叫んでました。いい加減つまみ出してくれ。

萌え萌えメディカルシャワーが届いたのか、大阪限定黄色Tシャツを身にまとったUNDER17一同が降臨です。このときほどタンスの肥やしになるから、ということで購入を見合わせたことが悔やまれることはありません。僕が一番上手に黄色Tシャツを着れるんだ。

「これを歌わないとライブって感じじゃないね」

く、くる… 絶頂が!

「いちごー(ごーごー!)いちごー(ごーごー!)



いちご打ぁああああああああ」

胴着の上にしみてこないか心配だハニバニ!
続いて「天罰!エンジェルラビィ!」

タハァ…
今俺モーレツに感動しているッ!

ダメダメ!で一斉にサイリュームを振るうこの一体感!
濃密過ぎるモモーイの観客サービス!
ようやくわかった…俺はこの光景を見るために生まれてきたんだ

そしてライブは終わり、知り合った兄貴とエピタフ兄貴と私の三人でお好み焼き食って帰りました。エピタフでないほうの兄貴におごってもらいつつ、ジョジョガンダムアンセブトークです。やはり皆高校生にはイライラしてたようです。

兄貴は故郷である山口に帰るために旅立ち、私は自宅に、エピタフ兄貴は南草津に向かいました。

こうして僕のはじめてのライブ経験はくそみそな結果に終わることなく、終わりまた。ライブレポも終了です。この間、何回兄貴という単語を使ったかもうわからんほどです。

CDの特典のUNEDR17ポスターを見ているとありありとサイリュームを振るう猛者たちと怒声のようなコールを思い出し、悲しくないのに涙が出ちゃいます。わかったの、この涙が私がずっと求めていたこたえ。私はヲタクになったのかも?私はヲタクになったのかな?