やりすぎたイタズラ
hold your hand…(かまって)touch and feel…(あまえて)
ピタッ
先輩、あそこです!
ハッテン現場をぼくらのスゴイ奴に盗撮されたわけではなく、なんかAAみたいなヲタがステージ前で仕切りだし、エピタフ兄貴が「前座の芸人か?」と呟いているとついに!ついぞ一曲目である「ラブスレイブ」が流れ始めたのです。
アオオーーーーーッ!!
どうしていいのかわからず周囲の動きを見つつピョンピョンしつつサイリュームを振り回します。それにしても柱が邪魔ではるこが見えん。はるこが見たい!ますますピョンピョンに力が入ります。
そして…見えるッ!
ももたろうの黄金星衣に身を包むはるこの姿が…ッ!!
はるこーっ! は、はーっ、ハオオーッ!! ハオーッ!!
すげぇ。もう俺一生モモーイのラブスレイブでいいよ。あなたに出会えたわたしは世界でいちばん…し・あ・わ・せ(*´ー`*)
そして続けざまに「SHE・KNOW・BE〜恋の秘密〜」です。私ははママに『インディーズのライブに行ってくる』なんて…本当にごまかし爆笑ですよ。適当な名前のバンド名をでっちあげてはるこのライブにお忍びでいくのです。私まるで忍者!真の忍者はサングラスと黒装束で積極的に地肌の露出を隠す彼ですが。帰り道に警察に呼び止められないか心配です。
オープニングの二曲が終わると、MCが入ります。
「ドラッグストアじゃありません。ももーいたろうです。
桃鉄みたいだねぇ〜。住民のみんなは大歓迎ですぞ、みたいな」
で大爆笑する俺たち。左後方の高校生の集団が空気を読まない突込みを連呼していてイライラします。
エピタフ兄貴はひたすら「兄貴ー!兄貴ー!」とコールしてました。この間小池兄貴はピック投げまくり。
よし、「ぽぽたん畑でつかまえて」「ここだよ」「POPOTAN KISS」の三連結だ!「ここだよ」ははじめて聞く曲でした。んで、「POPOTAN KISS」が終わると軽くメンバー紹介をして、お色直しにモモーイは控え室に消えました。そして兄貴コールをするエピタフ兄貴。
このあたりでどこの誰かは知らないが一人できているオニャノコが疲れたのかぐったりしてました。この人はライブ終わるまでずーっとこんな感じでした。彼女の有り余る脂肪とどういう因果関係があるかは謎ですね。
そうこうしていると白雪姫コスのモモーイが降臨、「マウス chu マウス」「Anonymous…MOUSE」「マウス chu マウス」のマウス三連結メドレーです。途中、白手袋が外れ、直しているモモーイになみなみならぬ感情を抱きました。
ここのMCは何いってたか忘れました。白手袋です。ただ、やはり後方の高校生が空気読んでなかったのは確かです。
相変わらず隣のオニャノコがげんなりしてるさなか、美少女ソングメドレーと称して「Alive」「ぷりんの歌」「れもんのトキメキ♪」「最初と最後のマジック」「おかしなオンナノコ」「らぶけろぱにっく」。「おかしなオンナノコ」以外はよく解らないので周囲にあわせてピョンピョンしてました。「おかしなオンナノコ」のハァハァは通常の三倍萌えました。
小池兄貴がギターにサイリュームをつけ、観客をあおる中、モモーイがふたたび退場。次にはるこは「かがやきサイリューム」を歌う。
「ピンク、緑、黄色、青 …ハッ」
もちろん私のようなキモヲタを赤ずきんの聖衣をまとうモモーイが気に留めているはずがなく、ハッなどとはいってくれませんでしたが、観客がサイリュームを振るう中歌う同曲はすばらしいの一言です。そりゃ兄貴も赤ずきんに最萌えします。
ここからキーボードが投下され、モモーイが昔書いた歌詞を自室から大量発掘した、という話をし、「フィギュアになりたい」を弾き語ります。なんかモモーイの部屋はベッドがあると同時に布団が敷いてあるそうで。一部に動揺が走りました。でもやはり隣のオニャノコはだる子でした。