俺の性活論

俺──緑茶19歳
大学のPCでヤマジュンを検索するような者です。

実は俺、アンセブライブに行ってきたんだけど、
今回はそのいきさつを話してみようと思う。

バイト終了後というもっともテンションの高い状態で心斎橋についたワタクシ。電車を降りるとそこは不思議の町でした。中華食って豚になる両親はいませんが、薄汚れたメイド服を着て人待ちをしている腐女子を見ているともうすでにここは戦場なのだなと痛感。ユニクロを着てメガネをかけたら準備はOK!(超OK!)な男たちが通り過ぎると全員がアンセブライブの参加者ではないかという錯覚を覚えます。

集合場所を勘違いしながらも、無事にエピタフ兄貴と合流し、ひとまず昼食をとりに行きます。喪男らしくマクドの安っぽい食事で空腹ごまかし大爆笑!(大爆笑!)んで、会場である心斎橋クラブクアトロがどこにあるのかわからずにコンビニの店員に聞いたらあまりの対応の悪さに激怒。小銭を投げつけるかのように置いて帰ります。まぁ、キモヲタはどこにいっても差別されてしまうのが世の常です。それに俺みたいなキモヲタが朝からやたらと場所を聞きに来て店員もご立腹だったのでしょう。

チケットをよくよく見ると心斎橋パルコ内にあることが判明し、スカートおさえてジャンプして窓をまたいで靴を脱いで探しにいきます。

そして、小太り・めがね・発汗の属性いろいろを極めるべく勉強を終えた男たちの集う一角を発見しました。開場まではまだまだ時間がありますが、物品販売のために並びます。

心斎橋クラブクアトロはパルコ7階に位置しますが、構造上、エレベーターか非常階段でしか入ることはできません。それをしらずにエスカレーター乗って鬱死しました。そしてヲタ乗車率100%のすばらしいエレベーターで7階へ。

「これが戦い…」と思わず漏らしてしまいそうな長蛇の列、非常階段の4階まで続く列というあたりでこの修羅場っぷりを想像してください。なんというか夏コミです。ぬか漬けみたいなにおいがします。

小一時間ほど待つと、ようやく物品販売のブースに入れました。サイリュームとパンフはデフォとして、ランティスの商品3000円分を買うと自筆サインとポスターがもらえる太っ腹仕様。当然財布の中身も考えずに購入します。はるこかわいいよ、かわいいよはるこ。

いつもモテない風でもじもじしてる私もロッカーに荷物を預けて準備はOK!(超OK!)。そりゃネタを使いまわします。また長蛇の列に並びます。

このあたりで爆発的に私理解しました。この空間には自分をヲタと思ってないヲタ、ヲタであることを必死で隠してるヲタ、ヲタであることを気づいてないヲタ、ヲタであることを理解してるうえで開き直ってるヲタがいることをビッグバンみたい。

なんか銀髪でやたらえらそうな奴が妙にヲタを見下す発言をしてたり、サングラスに真っ黒いマフラーで私まるで忍者!といわんばかりの奴がいたり、あんまその辺考えずにゲーマーズのなんかよくわからん雑誌読んでる奴がいたり。私はというと一般人が「今日はやたら気持ち悪い奴らが集合してる」とメールしてるのを見てつくづく自分もキモヲタの一員なんだなぁ、とつくづく再確認しました。

列のちょうど前にいた兄貴とも、番号の確認のために話しかけつつ、その辺を話してました。「いや〜、俺みたいなヲタがいっぱいいたら、一般のお客さんにとっては恐怖なんでしょうね〜」という発言がその兄貴の心をわしづかみしたらしく、終日兄貴と行動を共にすることになりました。