最近、ちょっと距離を置いていた女の子とようやく意志の疎通が出来ました。といっても一言二言の会話である。これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。

もちろん幼女ですけどね!小学校高学年の女の子との会話マジ難しい。

もうすぐクリスマスですね。

もちろん今年も一人です。ケーキを買って「フォークは一本でよろしいですね?」と煽られてきます。21年生きてきて女性と過ごしたことがありません。という話をすると主にゼミで病人扱いされます。じゃあ言うなよ!㌧
でもゼミで飲み会に行くと一面ピンク色のチョコパフェだのイケメンだのという話題になってついていけなくなります。で、俺に恋愛の話を振られてもしようがない。翠星石の話をしても一同唖然です。彼女作って一緒にアニメ見ればいいじゃん、という頭に虫が湧いてるとしか言い様のない返事が来る。まぁこれはエピさんの妄想だが。

大体ナニがおかしいってうちのゼミの班なんてみんな彼氏とキャッキャウフフしていて話し合いとか作業をしてくれないんですよね。まさか発表後の質疑応答まで俺ひとりでやることになるとは思わなかった。にもかかわらず俺もキャッキャウフフ組みも成績が同じというのはどう考えてもおかしい。え、ああ、僕も翠星石とキャッキャウフフしてるんですけどね。

発表後、発表の高揚感のなか、私は一人帰途に着いた。もちろん発表の成功を一緒に祝う仲間はいない。

翠星石、今日のおやつはなにがいい?