繰り返す悪夢

同居している婆ちゃんが病院に行きました。これだけなら普段どおりなんですが、今日はいつもと違ったんだ。普段は近所のクリニックに通院しているのに、少し離れた大きめの病院に行くことに。しかも、親族もそちらに向かっているそうな。

聞くと体の具合が悪いとのことですか、ただ悪いだけで親族まで呼ぶまい。まさか・・・まさかとは思うが・・・。

急にバイトを休むことも出来ないので、バイトに入ったんですがソワソワフワフワです。それでも笑顔で低姿勢の気持ちだけは忘れない自分をナデナデしてあげたい。

婆ちゃん・・・。我が家の家族構成は両親に祖母、そして私です。昨年までは弟も住んでいたのですが、今年からは長野の大学に通うことになったので、現在下宿中であります。弟が家を出る前日、号泣していた婆ちゃんが印象的でした。婆ちゃんも今年で80歳。弟が帰ってくるのが84歳。もう一緒に住むことは無いのだろうか、と思いもあって泣いていたのかもしれません。

そういえば、ウチのスーファミも婆ちゃんが買ってくれたのでした。忘れもしない。6歳のこどもの日です。一緒にソフトも買ってくれるというので、ウルトラマンを買ってもらいました。婆ちゃんはマリオを推してたんですが当時の私はクソゲーを見抜く眼力もなかった・・・。

一緒に風呂によく入りました。夏場はシャワー中心の我が家ですが、なぜか幼き私はシャワーのお湯で風呂桶に水を張るという頭の弱い子でした。で、風呂状態にしてキャッキャする。かあさまに怒られたんだが、婆ちゃんはにこにこしてたな・・・。

思春期に入ると、やはり戦前生まれの婆ちゃんとは価値観なんかも全然違うので、衝突することもしばしば。もっと優しくしてやれれば良かったのに・・・。最近はその辺を踏まえて婆ちゃんと喋るときは声のトーンを少しやわらかくするように心がけていました。

・・・まだまだ、語りつくせない。20年をともに過ごしていたのだから。この一年体が弱くなったと口癖のように言い、家の中でさえ杖を手放せなくなってきていたので、ある種の覚悟はあったんだが・・・。風呂に入るよう呼ぶときに返事が無とかマジ怖い。死んでるんちゃうけと。

この夏、10年来の友人も亡くしました。不幸の波だけがやってきて、幸福なんてどこにもありゃしない。4月頃、恋人が出来たものの砂上の楼閣。不幸の波が一瞬で洗い流しました。

ダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだ!(四谷風)

人間誰しも大変なんです。俺だけに不幸がやってきているわけでも無いし、それぞれが苦労しているんだろう。だが、それでもこのやるせなさだけはなんともできないね。

月曜は公演のリハーサルです。笑顔笑顔。頑張ろう。

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